2000年 チェコ映画
〜Amazonより引用〜
第二次世界大戦下、ナチスドイツの影が忍び寄るチェコの田舎町。ある日、子宝に恵まれないヨゼフとマリエの若夫婦は、収容所から逃げて来たユダヤ人青年ダヴィドをかくまうことになった。一方、マリエに横恋慕しているナチス信奉者のホルストは、何か隠し事をしているような夫婦のそぶりに疑念を抱くが…。
チェコ国内の主要映画賞を独占し、アカデミー賞外国語映画賞にもノミネートされたヒューマン・ドラマの秀作。実話の映画化である。苛酷な時代情勢の中、名もなき一般庶民たちが「私たちはともに助け合わねば(映画の原題の意味)」とばかりに、次第に手に手を取り合っていく姿が感動的。決して深刻一辺倒ではなく、そこはかとないユーモアを多分に含みながらドラマを進行させていく演出の手腕も素晴らしいものがある。(的田也寸志)
ナチス支配下のチェコという、日本人の私たちがあまり知りえない世界を描いているという点だけでも興味深いのですが、物語がとても骨太かつユーモアに溢れていて、素晴らしき作品です。
戦場は描かれていませんが、当時のチェコの世相を知ることはできます。
チェコという国は、昔から何でも笑い飛ばしてしまおうという気質がある土地だとのこと。
その気質は、常に近隣の大国の支配に脅かされてきた小国の生きる知恵からくるものらしいのですが、この作品ではそのチェコ人気質がうまく表現されています。
とても重苦しいテーマで、重苦しい展開なのですが、だからこそ、そこここに散りばめられたユーモアが生きている映画です。
公開されたのは、東京・神保町の岩波ホール。ジジババ専門(失礼)の岩波ホールで公開されただけの単館映画でした。
その後の知名度もまったく無いと言ってみもいい映画ですが、本当に素晴らしき映画なので、ぜひ多くの人に観てほしいと思います。